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 2010年9月16日 


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■□        CRIメルマガ 『セントラル事業再生レポート』
□       ≪事業再生と敗者復活〜再生実績9000件の相談現場レポート≫
                                             2010年9月16日
                               発行:株式会社セントラル総合研究所
                                        http://www.sodan.info/
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  民主党代表選は菅首相が予定通りの再選でした。国民アンケートでは圧倒的
 だった菅首相が議員票ではほんの僅差でした。国内が選挙で浮かれている間に、
 国際問題や近隣国の経済的な動きは、大変活発で危機感を感じるほどでした。
 今こそ内閣・政官財一体・挙党一致で内剛外柔方針で早期に景気浮揚策を打ち
 出して欲しいものです。今号は経済時事ウオッチから近隣諸国の問題を掲載し
 ました。

                  目  次
    *********+++++++++++++********
    ■財界要請:超党派に政官財一体!、党内では挙党体制!やれるか?
    ■住宅ローン金利低下でマンション発売18・5%増好調:8月首都圏
    ■中国:レア・アース市場独占か?、日本はお家芸!新技術で解決
    ■隣国は首脳会談に好景気、こちらは選挙で経済停滞!
    ■9月27日「実例に学ぶ勉強会(セミナー)」開催
    ■連載!「事業再生の現場から」
    ■セントラルオフィシャルサイト更新情報
    ■セントラルお勧めサイトのご紹介
    ■季節のお便り「9月23日秋分」

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□■ 財界要請:超党派に政官財一体!、党内では挙党体制!やれるか? □■
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  9月14日、民主党代表選は党代表選挙集会での投開票の結果、菅首相の代
 表再選が決まりました。菅首相は挙党態勢の構築に向け、15日にも党内役員
 人事を固め、17日には内閣改造人事を行なう予定です。小沢前幹事長や側近
 議員の処遇、また交代論が・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆財界要請:超党派に政官財一体!党内では挙党体制!やれるか?
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_110.html

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□■住宅ローン金利低下でマンション発売18・5%増好調:8月首都圏 □■
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  都内の不動産シンクタンクが14日発表した8月の首都圏の1都3県(東京、
 埼玉、千葉、神奈川)マンション発売戸数は、2268戸で前年の同月と比較
 すると18.5%増となりました。販売個戸数は7か月連続で前年実績を上回りま
 した。これは、金利の低い・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆住宅ローン金利低下でマンション発売18・5%増好調:8月首都圏
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_111.html

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□■ 中国:レア・アース市場独占か?、日本はお家芸!新技術で解決  □■
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  8月28日、日中両政府の経済閣僚は「日中ハイレベル経済対話」を北京で
 開き、レア・アース(希土類)の輸出枠を中国が大幅に削減したため、日本は
 「世界全体に大きな影響がある」として削減の再考を求めました。中国は採掘
 に伴う環境問題などを理由に・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆中国:レア・アース市場独占か?、日本はお家芸!新技術で解決
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_109.html

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□■    隣国は首脳会談に好景気、こちらは選挙で経済停滞!     □■
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  韓国とロシアは両国関係を「相互に信頼する包括的同盟関係」から「戦略的
 パートナー関係」へと引き上げ、極東地域の開発にも合意、経済だけでなく政
 治・外交・安保・エネルギー・資源・科学技術分野などで実質協力体制を構築
 していくことで合意し・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆隣国は首脳会談に好景気、こちらは選挙で経済停滞!
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_105.html

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☆★☆   9月27日「実例に学ぶ勉強会(セミナー)」開催   ☆★☆★
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  9月27日(金)支援者、相談者を対象に東京・丸の内で「実例に学ぶ勉強
 会(セミナー)」を開催します。今回は不動産をメインに皆さんと共に勉強し
 ていきましょう。詳細につきましてはすでに郵送させていただきましたので、
 ご参加希望の方はお早めにお申込ください。

 ☆前回の内容は「勉強会(セミナー)」に掲載しています
                     ⇒  http://sodan.info/seminar/

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☆★☆★☆★☆     連載!「事業再生の現場から」   ☆★☆★☆★☆
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(10)「撤退したくてもできない」窮地からの復活〜事業譲渡その1

  事業譲渡とは、企業の営業の全部あるいは一部を、他の企業に有償で譲渡す
 る手段です。単に土地や設備を譲渡するのではなく、譲渡の対象には工場や機
 械、従業員、取引先、特許権、材料を仕入れるコストや負債など、事業活動に
 おけるすべての機能が含まれます。
  今回は、首都圏で居酒屋フランチャイズ店を経営するR社(仮称)の再生事
 例から、事業譲渡について紹介します。

 状況:
 <売上3億、5店舗、従業員15名、パート40名、駅前の雑居ビル店舗>

  R社は、手頃な価格とトッピングに工夫を凝らした麺類メニューでファミリ
 ー層の心を掴み、順調に店舗展開を行っていました。R社の社長S氏は、「家
 族の触れ合いが乏しいこの時代に、家族が共に食事をする楽しい機会を提供し
 たい」という強いポリシーから、長い間、理想とする店舗づくりに注力。「家
 族が楽しい時間を過ごせるか」と常に自問し、メニュー開発や店内の雰囲気づ
 くりなど、有形無形を問わないサービス提供を追求していました。
  その甲斐あってか、R社の打ち出した「ファミリーを第一に考えたコンセプ
 トと姿勢」は、地元に受け入れられ、毎日が満員御礼状態の順調ぶり。同時に、
 飲食業界では「焼肉」がブームの絶頂を迎え、年商3億を超えたR社も5,000
 万円を投じ、フランチャイズではない自社の焼肉店のオープンを決行するまで
 に至ったのです。
  ところが、少しの時をずらして世間ではBSE問題や食料偽装問題が持ち上
 がり、外食産業全体に暗雲が立ち込めました。オープン間もないにもかかわら
 ず、R社の展開店舗のほとんどが不採算店へと転落。毎月300万円近い赤字を
 出し、財務に無理が生じ始めました。窮地に立たされたS氏。気づいたときは、
 「すでに撤退したくとも撤退できない、身動きの取れない窮地の状態だった」
 といいます。その言葉通りデューデリジェンスの結果、現預金の残高が2,000
 万円であったのに対し、不採算店舗の撤退コストが3,000万円近く必要になっ
 てしまうことがわかりました。
  S社長の気持ちは、「続けられるなら続けたい。ただ、全ての店舗を経営す
 るのは無理だ。せめて2店舗を残して、そのうち1店舗は経営に対して強い関
 心を寄せている社員へ引き継がせたい」というものでした。
  そこで、R社が経営する全5店舗のうち経営継続が可能な店舗を調べ上げ、
 キャッシュフローに重点を置いて事業継続可能な3店舗を選別。そのなかの1
 店舗に対しては、事業譲渡を選択しました。具体的には、財務的に一番負担が
 重かった居酒屋フランチャイズの1店舗を本部に売却して、負担を軽くすると
 いうものです。これを実行すると、5店舗中3店舗をR社で経営できることに
 なります。その後、計画通り1店舗を従業員へ引き継ぐこともでき、R社の財
 務負担は激減。再生への道も明るく照らされ始めました。
  現在、R社が経営する2店舗は、まだ再生の途中にありますが、計画を立て
 てから6ヶ月で単月黒字への転換を果たしました。S社長が本来持っている飲
 食店に対する経営理念をもって運営すれば、以前のような活況が戻るという確
 信があります。

 結果:
 <5店舗から3店舗へ縮小(1店舗は従業員へMBO)、従業員8名、パート2
 2名、半年後単月で黒字>

 ☆「事業再生の現場から」過去掲載分(1)〜(9)はこちらからご覧いただけます。
          ⇒ http://www.sodan.info/mailmaga/mailmagazine.html

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 ☆「社内勉強会:清算所得課税廃止について」
   9月いっぱいで廃止になり、所得課税に移行されます。
            ⇒ http://www.sodan.info/knowhow/study/study19/

 ☆「社内勉強会:デリバティブ取引について」
   円高が進み倒産に至った中小企業も目立つようになって来ています。
             ⇒ http://www.sodan.info/knowhow/study/study20/

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 ☆リスケジュール(返済猶予)モラリアム法について
      リスケのポイント、実績を紹介 ⇒ http://www.re-schedule.jp/

 ☆デューデリジェンス(事業精査)について、管理会計の勧め
      財務精査で突破口が見つかります ⇒ http://www.fukkatsu.com/

 ☆書籍「たかが赤字でくよくよするな!」紹介サイト
                       ⇒ http://central-ri.com/

 ☆書籍「ビジネス本作家の値打ち」詳細ページ
                 ⇒ http://www.sodan.info/publication/

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   ☆★─┃ 季節のお便り「二十四節気」 ┃─★☆
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             9月23日「秋分」です
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  9月23日12時09分「秋分」です。旧暦8月「酉」(とり)の月の中気
 で、新暦9月23日頃。天文学的には、太陽が黄経180度の「秋分点」を通
 過するときをいいます。
 秋分点とは、黄道と赤道が交わる点のうち、赤道の北から南へ向かって太陽が
 切る点のこと。この日、太陽は・・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆二十四節気9月23日「秋分」
             ⇒ http://www.h-yagi.jp/05/post_106.html

          **** 編 集 後 記 ****
  平成22年のこの時期は、残暑厳しく未だ夏の延長のような日々が続いてい
 ます。それでも少しづつ秋に向かっています。外路地の広葉樹は、葉の落ちる
 木々もあり冬を迎える準備をしているのを感じます。
 「暑さ寒さも彼岸まで」の例えの通りお彼岸を境に北の方から秋の気配が漂っ
 てきます。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
 筆者敬白

 ■免責事項について
  当メールマガジンの内容に基づいて行った行動により生ずる一切の損害につ
 いては一切責任を負いかねますのでご了承下さい。
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 発行責任者: 八木宏之 
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