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 2010年9月30日 


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■□        CRIメルマガ 『セントラル事業再生レポート』
□       ≪事業再生と敗者復活〜再生実績9000件の相談現場レポート≫
                                             2010年9月30日
                               発行:株式会社セントラル総合研究所
                                        http://www.sodan.info/
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  米大リーグで活躍するイチロー選手が10年連続200本ヒットを達成しま
 した。しかし1塁ベースで喜ぶどころか厳しい表情。理由はチームの成績が最
 下位だったからです。チームメートの拍手でようやく観客に頭を下げたイチロ
 ー。スーパースターが一人いても優勝できないものです。
  企業も優秀な営業マン、研究者が一人いても目標は達成できません。他のメ
 ンバー各々が自分の役割をこなし連携を図ってこそ力を発揮できるものです。
 縦割り行政といわれる政府も各省庁横の連携を図って政策を打ち出し、経済大
 国日本を取り戻してもらいたいものです。

                  目  次
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    ■日本振興銀行:破綻は中小零細企業に暗雲
    ■「時間稼ぎ」ではすまない為替介入、10月金融緩和の効果は!
    ■太陽光発電:エネルギー政策で近隣国との調和を招く
    ■米フォーブス誌:中国停滞長期化3つの理由、「中国の時代」は短命
    ■9月「実例に学ぶ勉強会(セミナー)」報告
    ■連載!「事業再生の現場から」:悔いの残る支援契約キャンセル
    ■セントラルオフィシャルサイト更新情報
    ■セントラルお勧めサイトのご紹介
    ■季節のお便り二十四節気〜10月8日「寒露(かんろ)」

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□■      日本振興銀行:破綻は中小零細企業に暗雲       □■
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  日本振興銀行が9月10日、民事再生手続開始の申し立てを行い、設立6年
 余りで経営破綻しました。金融庁は、経営陣が金融庁の検査を妨害した疑いで
 逮捕されており、公的資金で救済した場合国民の理解を得られないとの判断で、
 1971年に預金保険制度が発足して以来初めて、預金の払戻保証額に上限を
 設ける「ペイオフ」発動に・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆日本振興銀行:破綻は中小零細企業に暗雲
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_125.html

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□■  「時間稼ぎ」ではすまない為替介入、10月金融緩和の効果は! □■
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  平成22年度下半期を目前に日本経済は、猛暑や、エコカー補助金等の支援
 政策が影を潜め、4月からの景気回復傾向が鈍り始めてきそうです。円高、株
 安による産業の空洞化が加速し、企業の設備投資意欲、個人消費が失われ、先
 行き不透明な状態です。9月15日、日銀は6年半ぶりに為替介入に踏み切り
 今後も「必要な時・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆「時間稼ぎ」ではすまない為替介入、10月金融緩和の効果は!
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_124.html

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□■     太陽光発電:エネルギー政策で近隣国との調和を招く    □■
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  日本は資源が少なく独自の技術によって産業を発展させ経済を成長させてき
 ました。次世代に向け世界的な地球温暖化などエコビジネスが産業発展のキー
 ワードとなることは間違いないでしょう。
 報道によると戸建て住宅がエネルギーをつくり、蓄える器へ変化してきている
 とありました。住宅メーカーは・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆太陽光発電:エネルギー政策で近隣国との調和を招く
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_122.html

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□■ 米フォーブス誌:中国停滞長期化3つの理由、「中国の時代」は短命 □■
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  米経済誌フォーブスに毎週寄稿、上海で活躍する弁護士ゴードン・G・チャン
 氏は同誌へ「急激な発展を続ける中国は平成23年には長期停滞する」と大胆
 な予測を掲載しました。GDP(国内総生産)が日本を抜いて世界2位になった
 経済大国の中国は、1位の米国にも迫る勢い。経済成長率でもシンガポールを
 抜いて世界2位に・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆米フォーブス誌:中国停滞長期化3つの理由、「中国の時代」は短命
               ⇒  http://www.h-yagi.jp/00/post_118.html

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☆★☆     9月「実例に学ぶ勉強会(セミナー)」報告     ☆★☆
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  9月27日(月)支援者、相談者を対象に東京・丸の内で「実例に学ぶ勉強
 会(セミナー)」を開催しました。多くの皆様にお集まりいただきありがとう
 ございました。来月も新しいテーマで開催しますので共に勉強して参りましょ
 う。詳細は追って郵送させていただきます。

 ☆9月の「勉強会(セミナー)」の内容はこちらでご覧いただけます
                     ⇒  http://sodan.info/seminar/

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☆★☆★☆★☆     連載!「事業再生の現場から」   ☆★☆★☆★☆
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(11)悔いの残る支援契約キャンセル

  前号は事業譲渡で再生を果たした飲食店の事例をご紹介しました。今回は、
 コンサルタントが事業再生の現場で起きた偶然のお話をご紹介します。

 「ねぇ、最近出版社って景気悪いの?」普段よく利用する定食屋で、ある日、
 突然女将さんからこう尋ねられました。今に始まったわけではなく、「出版不
 況」は平成2年から業界内では深刻な問題となっており、出版業界を取り巻く
 経営環境は年々厳しさを増しています。特に近年は、華やかなイメージを持つ
 大手出版社さえ倒産に至るケースも。セントラル総合研究所でも、出版社から
 の事業再生の相談は年々増加の傾向にあります。

  その女将さんは続けて「姪がC社に勤めてるんだけど、希望退職を募ってい
 るらしくて、もうじき辞めるのよ。」と言い、それを聞いたコンサルタントは
 驚いて一瞬箸が止まりました。C社といえば、タイトルを聞けば誰でも知って
 いるようなベストセラーや雑誌を多く抱える有名な出版社です。しかし、コン
 サルタントが驚いたのは、C社が大手だからという理由によるものではありま
 せん。
 「結局リストラか。ほかに再生の方法はいくらでも選べたのに」、C社の従業
 員の雇用を守ることができなかったことが残念で堪らなかったのです。
  実は、ちょうど1年ほど前に、C社はセントラル総合研究所へ事業再生の相
 談に訪れていたのです。とはいえ、それはコンサルティング契約には至らなか
 った案件でした。

  分厚い決算資料を携えて面談に訪れたのは、C社の社長ではなく経営企画担
 当役員でした。状況を伺うと、年々収益が下がってはいるものの、会社全体で
 の黒字決算は維持しているとのこと。財務状況を確認しても比較的良好で、強
 引なリストラの必要は感じられず、雇用は維持しながら資金繰りの回復も見込
 める状態でした。
  何度も面談を重ねて再生の方針を定め、大まかなスキーム、再生実務にかか
 る費用の見積もりを示し、契約書を取り交わせばすぐに実行できるまでに進展
 してはいたのですが、その段階になってC社からは別のコンサルティング会社
 と契約する旨を告げられ、私たちが提案した再生案もそのまま棄却されたので
 す。

  契約のキャンセルは、先方の都合だから仕方ないと言ってしまえばそれまで
 ですが、本来ならば必要のなかったリストラを止めることができなかったこと
 が悔やまれ、心中穏やかではありません。
  もちろんそんな事情を女将さんに話すわけにはいかず、その場では曖昧に相
 槌を打っていましたが。
 「あの子、大学卒業してから20年も勤めてたのにあっさり首切られちゃって
 これから再就職なんかできるのかしらねぇ。」と心配する声を聞くと、苦々し
 い思いが込み上げるのです。

 ☆「事業再生の現場から」過去掲載分(1)〜(10)はこちらからご覧いただけます。
          ⇒ http://www.sodan.info/mailmaga/mailmagazine.html

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 ☆「よくある質問」をリニューアル更新。
                   ⇒ http://www.sodan.info/question/

 ☆「再生事例:不動産リースバック」を追加、更新。
             ⇒ http://www.sodan.info/case/case13/index.html

 ☆「業務内容:デューデリジェンス」をリニューアル更新。
            ⇒ http://www.sodan.info/service/duediligence/

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☆★☆★☆★☆    セントラルお勧めサイトのご紹介   ☆★☆★☆★☆
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 ☆リスケジュール(返済猶予)モラリアム法について
                     ⇒ http://www.re-schedule.jp/

 ☆デューデリジェンス(事業精査)について、管理会計の勧め
                      ⇒ http://www.fukkatsu.com/

 ☆書籍「たかが赤字でくよくよするな!」紹介サイト
                       ⇒ http://central-ri.com/

 ☆書籍「ビジネス本作家の値打ち」詳細ページ
                 ⇒ http://www.sodan.info/publication/

    ☆┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓☆ 
   ☆★─┃ 季節のお便り「二十四節気」 ┃─★☆
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           10月8日「寒露(かんろ)」です
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  10月8日18時26分「寒露」です。旧暦9月、戌(いぬ)の月の正節で、
 秋分後の15日目にあたります。天文学的には太陽が黄経195度の点を通過
 するときをいいます。
  寒露とは、野草に宿る冷たい露のこと。この頃になると秋も一段と深まり、
 朝晩は寒気を感じ始めます。山野には晩秋の色どりが濃くなり、櫨(はぜ)の
 木の紅葉が美しい頃。雁などの・・・・続きはブログでご覧いただけます。

 ☆二十四節気10月8日「寒露」
             ⇒ http://www.h-yagi.jp/05/post_121.html

          **** 編 集 後 記 ****
  秋は天気の移り変わりが激しく、地域ごとに明日の天気を予期する言い伝え
 が残っています。それがご当地出身ということなのでしょう。
  ここにきて経済は停滞したまま動こうとしない反面、隣国など海外は大きく
 動いています。明日が不透明という点(天)では外交も秋の空と似ています。
 秋は台風の季節でもあります。停滞した経済を吹き飛ばしてもらい青空を眺め
 たいものです。世相の観天望気より、安心して晴耕雨読したいものです。
  朝夕、冷え込みがきつくなってきました。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
 筆者敬白

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  当メールマガジンの内容に基づいて行った行動により生ずる一切の損害につ
 いては一切責任を負いかねますのでご了承下さい。
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 発 行 元: 株式会社セントラル総合研究所 ⇒ http://www.sodan.info/
 発行責任者: 八木宏之 
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      E-Mail: info@sodan.info
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