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(106)あなたも「英雄」経営者を目指せ!〜「無知は罪」再考

無知は罪 公的支援施策活用の探し方は・・
前回は公的支援施策活用の探し方、見つけ方についてお伝えしてきました。

お勧めする見つけ方は、
まずはインターネットで、自社の経営課題に照らした支援策を探しだすこと。
そして概要を理解したうえで、申請窓口に問い合わせをすること。
申込・申請手続き、書類作成の難易度が高いようであれば、専門家に相談すること。

当メールマガジンをご購読いただいている方であれば、インターネット等の操作に抵抗のない方がほとんどであると思いますので、このやり方が一番スムーズでしょう。

「無知は罪」という格言
7月24日に配信した101号ではソクラテスの「無知は罪」という格言を引用しました。
必要な知識がないことで、損をすることがあったり、失敗したり、また、人を傷つけたり不幸にしたりすることもあるという警告です。

知識を得る努力と活用する努力が必要
ところで、その後に続く文言をご存知でしょうか。実は「無知は罪なり」の後には「知は空虚なり、英知持つもの英雄なり」という言葉が続きます。
「知識を追いかけるばかりでは虚しい頭でっかちになるだけである」ということも警告したうえで、結局は、「知識を得る努力と、その知識を活用する努力の両方が必要である」と解釈されています。

なお、ソクラテスは人間の「知」と「無知」に関する考察の中で「無知の知」と「無知の無知」という概念も明らかにしています。
自分が無知であることを理解しているか、そうでないか、ということですね。

「井の中の蛙」
「無知の無知」は、自分の浅慮では到底及ばない領域があることが全く想像できない状態、日本の言葉で言うところの「井の中の蛙」です。
今の自分の考え方で満足してしまい、今の自分の枠を越えて考えることができなければ発展は見込めないというのは、経営に限ったことではありません。

ゆめゆめ勉強を怠ってはいけません
ちなみに、アフリカには「知ろうとしないのは、無知より悪い」という格言が伝えられているそうです。
経営者たる者、ゆめゆめ勉強を怠ってはいけません。
また、知識を得たのであれば、それを活用しない手はありません。
ここまでお読みいただいた方が「英雄」経営者となることを、強く願っています。

[2014.10.9配信]

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