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事業再生の現場から

(165)「手形よりも安全」?!〜業界を超えて活用広まる○○○取引

2つのファクタリングのメリット、デメリット

ファクタリング手数料をあまりかけることなく資金繰り改善できるものの、売掛先の了承を得なければ活用することのできない「3社間ファクタリング」と、取引先に知られることなく、スピーディーに資金調達が可能となるものの、比較的手数料が高めに設定されている「2社間ファクタリング」。
この2つの取引は、どちらもメリットとデメリットを併せ持ち、それぞれの企業の資金繰りの状況や経営スタイルによって、活用すべき取引は異なります。

初めてのファクタリング、困ってることがわかってしまう?
初めてファクタリングの活用を検討する場合、まず「資金繰りに困っていることを取引先に知られたくない」という考えが先立つのでしょう。2社間取引の人気は高まっています。

支払いサイト長い建設業・医療・介護業
財務状況の悪化が原因で取引を打ち切られる可能性が高い場合は、確かに2社間ファクタリングを検討すべきかもしれません。
しかし、予てよりファクタリングが盛んに活用されている業界もあることをご存知でしょうか。

その筆頭が、建設業界や、医療・介護業界です。
これらの業界に共通しているのは、「請求から入金までにかなりの時間がかかる」という点。
この業界で仕事をする中小企業や個人事業主は、資金繰りに相当苦労が多いため、入金が早まるファクタリングは非常に利用価値が高いのです。
近年では「手形決済よりも安全に取り引きできる」とも考えられ、3社間取引きが日常的に行われており、製造業などでも活用が広まっています。

「低価格」を売りに支払いは納品時、振込か代金引換
また、ファクタリングの活用が、「資金繰り改善」以上の経営改善効果をもたらしている例もあります。
関東地方で印刷業を営むK社は「圧倒的低価格」を売りに長年営業を続けていましたが、数年前までは資金繰りを優先して、印刷代金は事前振込みか、納品時の代金引換でしか仕事を引き受けず、掛売りは行っていませんでした。
しかし、近年の燃料・原材料の高騰により、資金繰りが悪化。それでも「激安」で勝負を続けるため、覚悟を決めて導入したのが3社間ファクタリングでした。

3社間ファクタリングの活用法は・・
取引先の了解を得ないと資金調達には辿り着けない3社間ファクタリングを、K社はどのように活用したのか?
詳細は次回、お伝えしたいと思います。


[2017.7.21配信]

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